主の日の祈り

主の日の礼拝にて

12/13礼拝にて

イエス・キリストの父なる御神
ここにこうして集うことができる幸いを感謝致します。違うところを歩んでいる私どもお互いでありますが、ただひとりの全能の父の御手、その摂理の導きのなかを歩んでいることは、私どもを安らがせる一つの事実です。こうして、共々にお互いの顔を合わせ、喜び合うことができる幸いを感謝致します。
私どもの歩みをふり返っています。昨日までの歩み、いいえ、今、つい先ほどまで私どもの中を巡っていた思いを考えます時に、あなたの御前に出ることが決してふさわしいとは言えない者であることを思わざるを得ません。共に生きる人に注ぐべき愛を怠り、他者の悲しみに気付かず、自分自身の思いにこだわるようにして生きてきたのかもしれません。あなたの前を離れれば、そのおかしさにも気付かずにいたのかもしれません。しかし、こうしてあなたの御前に出る時に、馬小屋に生まれ、人の嘆きに寄り添い、愛を注ぎ、とうとう十字架まで歩みを進めてしまわれた御子の姿の前に、その愛の深い美しさの前に、どれほどまことの愛から離れて生きてきたのかと、改めて、何度も示されます。
私どもを顧み、注がれている愛のまなざしに気付きますように。愛を課題として与えられるだけでは、到底私どもはそれを果たすことができず、一気に挫けてしまいます。しかし、父と御子との暖かなまなざしの中でだけ、小さくとも後戻りなく愛が育てられます。クリスマスの恵み、どれほどあなたが私どもを顧みてくださっているかを、ここで知ることができるようにしてください。
平和を世界に与えてください。政治的に重い責任を負っている人々が叡知を働かせ、間違うことがないように守ってください。
どうぞ、世界の教会がこのクリスマスにこそ、平和の君を主と仰ぐことができますように。思いが改まるほど強く確かに主がお訪ねくださいますように。そうして、平和のキリストの背中に倣うことができますように。日本のキリスト教会のクリスマスの伝道を祝福してください。国の内外で、飢えや貧しさにあえいでいる人々をあなたが憐れみのうちに覚えてください。様々になされる助け合いを祝福してください。様々な意味で幸せと不幸せの隔たりが少しでも埋まりますように。
主の御名によって祈ります。

 

【子どもたちへの祝福】

天の父なる神さま

どうぞ御前にある子どもたちを守ってください。

世界は速いスピードで変わっていきます。

どういう世界がやってくるか、わたしたちには想像もできません。

しかし、あなたが造ってくださった世界であることに変わりはありません。

だからこそ、あなたを信じることが無意味になることはありません。

天地が滅びるとも、わたしの言葉は滅びることがないと言われた主の言葉は、

今もって信じるであると信じます。

激しい変化のなかであるからこそ、

どうぞ、神さまを一筋に信じる信仰をこの子どもたちに授けてください。

世界で祝われているクリスマスの祝いが、

さらに大きく、真実なものとなりますように。

また、世界には寝るところ、食べるものにも困っている子どもたちがいます。

戦いの中で命を失ったり、安全なところを探して逃げている子どもたちもいます。

そうした子どもたちに慰めと祝福、そして守りを与えてください。

様々に行われている支援をあなたが祝福してください。

豊かさと貧しさ、幸せと不幸せの隔たりが少しでも埋まりますように。

また御前にある子どもたちを、そうした世界のために考え、生きる人として

どうぞ育ててください。

主の御名によって祈ります。