主の日の祈り

主の日の礼拝にて

12/11礼拝にて

一週間の守りを感謝致します。私どもが思いを悩ませ、あなたの確かな守りを忘れているときにも、あなたは私どものことを忘れずに、守り続けてくださって、ここに再び戻ってくることができたのだと思い返しています。どうか、あなたの確かな言葉のなかで、あなたの揺るぎない御手を私どもの恐れが退くほどに、知ることを許してください。ひとえに、あなたが私どもの歩みを担っていてくださるということ、それが私ども姿であるということを、ただしく知ることができますように。
何度まで兄弟を許すべきか、と主の御前に、隣人に対する怒りや失望を抱えて帰ってきた弟子の姿は、人ごとではないと思います。めぐらすべき愛をめぐらすことができずに、語るべき言葉を語ることができずに、取るべき態度を取ることができずに、生きてきたのではないかと思い返しています。愛に生きることの困難さは、どこまでもつきまといます。けれども、もう愛に生きられないのだと、あきらめることがないように守ってください。このように再び帰ってきたあなたは、尽きることのない慈しみのお方であります。私どもの愛のなさよりも、あなたの愛の大きさに捉えられることができますように。そのために、私どもの敗れている姿よりも、あなたから注がれている愛こそ私どものうちで大きくなりますように。主よ、生きている言葉を、私どもがどうしても聞かなくてはならない言葉を今朝与えてください。
クリスマスの祝いを、祝福してください。この国の人々が形ばかりであっても、クリスマス、キリストの祭りと銘打ちながら祝っているその祝いが、どれほど威力のある喜びかを知ることができますように。空虚な祝いが内実をえますように。
世界の教会を祝福してください。平和の歩みが進んだかと問えば、途端に心許なくなる世界です。しかし、平和の君の足音が昨年よりも近づいていることは確かです。必ずやってくる主の平和にこそ、思いを向けている教会であらしめてください。ヨーロッパの教会、アメリカの教会、ロシアの教会、韓国の教会、中国の教会、その他様々な国の教会を、このアドヴェント第3主日に祝福してください。
病んでいる人々、痛みや不快、不自由さに耐えている人々を強めてください。あの伝道者をどうか癒してください。その家族に守りを与えてください。主の御名によって祈ります。