主の日の祈り

主の日の礼拝にて

5/10礼拝にて

主の日の朝を感謝致します。甦られた主イエスが弟子たちをお訪ねくださった朝を思い起こしています。そう思い起こすようにあなたが教会を導かれました。主イエスが弟子たちに御霊を待てと言われ、それが与えられたのも日曜日でした。そのペンテコステの祝いを来週に控え、今朝もすでに御霊が与えられる幸いのなかで、喜ばしい礼拝を献げることが許されています。何と感謝なことでありましょうか。約束にしたがって御霊を呼びます。どうぞ、御霊よ来てください。神の息吹を私どもにお与えください。どうしてもそれが必要です。あなたから頂いた愛の戒めに生きようと努めますが、まじめに考えれば考えるほど、この世界に働く世の力、結局自分を中心に考えてしまう力から自由になることが、それほど簡単ではないと思わされます。御前で深くあなたの息吹を吸い込ませてください。あなたの命を、そしてそれと共に愛に生きる力を――小さき者を軽んじることのなかった主のご愛を――私どもに分かち与えてください。
熊本地震被災した教会を憐れんでください。会堂が仕えなくなっている教会が、教派を超えて一つになって礼拝をしていると聞いています。その礼拝を特別に顧みてください。大胆に希望を抱くことが必要です。死にも打ち勝たれたキリストを御霊によって示していただく以外にはありません。どうぞ、キリストが大きくされる主の日の礼拝でありますように。Y牧師が霊も肉も支えられますように。信徒の一人ひとりにあなたの励ましが見えてまいりますように。また、教会の内外を問わず、救援・支援の業が祝福されますように。
世界で行われている平和の努力、弱さや小ささや貧しさを補おうとする努力をあなたが祝福してください。どの国にも、平和への足取りが確かにされる政治が敷かれてまいりますように。どの国の国民にも思慮を与えてください。政治的な責任にある人々が、誠実にその責任を果たすことができますように。
今朝、様々な重荷を携えてここに集ったお互いです。各自負うべき荷があります。どうぞ力を与えてください。み言葉を聴きつつ、すでにここで勇気が与えられ、体まで健やかさを取り戻しますように。それだけに集うことが許されない者達を覚えます。主の日の喜びが、物理的に群れから離れている者達にも届きますように、相互の慰めの業、祈りの業を励ましてください。
主の御名によって祈ります。