主の日の祈り

主の日の礼拝にて

5/17礼拝にて

共々にあなたを呼び、あなたに賛美と祈りを献げる時をこうして持つことができる幸いを心から感謝致します。一人の祈りの幸いを思いますが、こうして共々に御名を呼ぶときに、私どもの祈りが強められる思いが致します。それだけに、こうした共なる祈りに、あずかることができない人々を思います。あなたの顧みを注いでください。
  心にかけていた人々と再び顔を合わせ、お互いの歩みが守られたことを喜んでいます。どうぞ、疑いの心や、あなたからまなざしを逸らしてしまう迷いがありましたならば、あなたが御霊の息吹によって吹き払ってください。あなたを知る心、信じる心をすでに私どもに備えてくださっています。あなたの真実に心を振るわせることができる信仰の心をすでに私どもは頂いているのです。どうせ確かな信仰など持つことができないという心、あなたの御前にきてもあきらめてしまう心がありましたならば、あなたの御霊がそれを解きほぐしてください。あなたの子どもとされていること、あなたが私どもを呼ぶ喜ばしい呼び声が、私どもの魂を捕らえますように。礼拝も、実はあなたが与えてくださるものであります。今、一筋の信仰の心をあなたの御前に献げるために、霊とまことを私どもに与えてください。
 み言葉が私どもの心の深くにまで響きますように。そのあなたの恵みの言葉を響かなくさせているものがありましたならば、どうぞ、そのことにも気づかせてください。どうしても手放したくないと思っているものがあるからこそ、響くべきあなたの言葉が、その響きを失ってしまっているのかもしれません。み言葉によってこそ、この世界は作られましたし、私どもも造られました。あなたのみ言葉こそ、何としても聴き取らなくてはならないもの、なくてはならないものです。どうぞ、心をむなしくして、心を空っぽにしてみ言葉に聞き入る幸いへと、私どもを招き入れてください。
 私どもを新しくしてください。つまらない考えのまわりをウロウロすることから解き放ち、ひたすらに愛に、他者に奉仕することができるようにしてください。
 自らを守るために戦いへと傾く世界を、あなたが押しとどめてください。とくに政治的に重い責任を負っている者たちが、過ちを犯すことがないように導いてください。貧しさや病にあえいでいる人々、 災害に苦しみにあっている人々をあなたが憐れんでください。病、体の痛み、不調に悩んでいる者たちにあなたが癒しを与えてください。心ならずも礼拝に共に集い得ない者たちに、どうしても必要なあなたの恵みを備えてください。今日、それぞれのところから献げられている祈りにも、あなたが応えてくださいますように。主の御名によって祈ります。