主の日の祈り

主の日の礼拝にて

9/25礼拝にて

あなたの御声の響くところへと戻ってまいりました。あなたの御声こそ私どもに愛を示すかけがえのないものであることを知っています。そしてまた、その御声がなければ、ただただ自分の考えで考え続け、堂々巡りを繰り返す自分であることも知っているからです。私どもを愛し、赦し、正しくし、きよめるあなたの御声を私どもに与えてください。
ほんとうに様々な思いをめぐらせて生活してきました。あなたの御業を思い起こし感謝を献げて歩んでまいりました。御言葉を与えてくださり、心が新しくなる恵みに支えられました。あなたへの信仰がなかったら、いったいどのようにして生きていただろうかと思います。
しかしまた、心穏やかでない思いも抱えています。いつも相手が間違えているとばかり考えてしまう癖がなかなか抜けません。あなたの御前では心を明け渡し、あなたの御心を知ることがふさわしい姿であることは知っています。しかし、ここにやって来ても、いまこうして祈っている最中でも、まだ自分が正しいという声が消えてはいません。
私どもはあなたの大声を求めません。小さな細い声でも良いのです。どうぞ、心の奥底を訪ねてくださって、思いわずらいに捕らえられ不自由になってしまう私どもの思いや声を消し去ってください。心の底からあなたにゆだね直すことができますように。心してあなたの御言葉の前に留まらせてください。
世界に平和を与えてください。自分のことばかりではなく他者のことも考えよと言われた主の言葉が、どれほど重みのある言葉かを知ります。私ども個々人ばかりではなく、国や民族も相手のことを思いやることが難しくあります。どうぞ、そうしたゆずらないあり方がぶつかり合うなかで、愚かしい戦いを繰り返すことがないように、世界を守ってください。とくに、政治的に重い責任を負っている人々をどうか憐れんでください。また重い心で恐れを深める人々に、どうか、立てられている教会が、慰めと希望を毅然と指し示すことができますように、この主の日にも主の霊を世界の教会に新たに注いでください。
台風や地震の災害の爪痕の中で過ごしている多くの人々がいます。あなたの憐れみを注いでください。
今朝、共に集えない私どもの仲間たちを、あなたの御心のうちにとめてください。病んでいる者たちに癒しを与えてください。
主の御名によって祈ります。