主の日の祈り

主の日の礼拝にて

9/4礼拝にて

豊かなあなたの愛の前に引き出されています。様々なところを通りつつ心に本当に様々の思いをめぐらせて生きてまいりました。こうして、御前に静まることがなければ、その思いをめぐらせていたことさえ忘れてしまって、愛にもとる自分であったことや深くに抱え込んでいる汚れに気づくことさえなかったと思います。そのような自分自身を深く知らされつつ、それでも私どもを御許に呼んでくださるあなたの呼び声を知るときに、あなたの愛が揺るぎないことを知ります。心から感謝致します。
自分の古い姿から立ち上がるように御前にあります。あなたがお示しくださる愛の姿は、敵をも愛する愛でありますし、そうであるからこそ、それは私どもの知らない、新しい愛の姿であります。自分が愛したいものを愛し、そうでないものを疎んじる、そういう古い愛、こうした愛には限界があると自分でも気づいているのです、そうした古い愛を脱ぎ捨てたいと思っているのです。
十字架の主の御姿を、今朝、私どもの魂の奥深くに写すことができますように。そのために、み言葉と聖餐を祝福してください。
台風の災害に遭った人々をあなたが憐れんでください。こうした度重なる災害の背後に、大きな気候変動がささやかれています。私ども人間が造り上げてきた世界のありようを、どうぞ、問い直すことができますように。手を取り合う世界でありますように。間違っても混乱を戦いにつなげてしまうことがありませんように。
9月を迎えました。様々に実りを得る季節となりますように。お互いの労をあなたが祝福してください。また、共々に喜び合う関わりをつくることができますように。
共に集えない病んでいる者、痛みや不快や不自由に耐えている者にあなたが祝福を与えてください。ここに集いつつも抱えている嫌みやわずらいが、どうかみ言葉を聴くうちに、あなたにゆだねるうちに、軽くされますように。
主の御名によって祈ります。