主の日の祈り

主の日の礼拝にて

7/24礼拝にて

賛美を受け給う父なる御神!あなたの恵みを感謝致します。それに支えられて、ここに心置きなく、自分を置くことが許されています。不十分としか言いようがない者を、何度でも呼びかけて、御自身の恵みの光の中へと招いてくださいます。自分自身の弱さや罪深さで、その恵みを忘れそうになったとしても、その時こそ、あなたは御自身のはっきりとした言葉をもって、私どもを取り戻してくださいます。心に響くあなたの言葉が、どれほど慰めに満ちたものであるかということを、知らされています。あなたの愛への疑いをぬぐい去りつつ、私どもの信仰を成長させてくださっていますことを、心から感謝致します。
今、ここにやってくるあなたからの言葉が、必ず、あなたの揺るぎない愛に支えられたものであると信じて、あなたの言葉をあなたの言葉のままに――それに足すこともなく、差し引くこともなく――聴き取ることができますように。恵みのうちに私どもを教え、私どもを導き、私どもを作ろうとする言葉であります。それゆえに、虚心坦懐に従う者でありたいと願っています。心を変えていただかなくてはなりません。奇跡によって心が変わるというのではなくて、本当に深く私どもの心の根っこを、言葉によって探り当ててくださる以外にはないのです。言葉の霊であり給う御霊よ、どうぞ、私どもに来てください。
恐れも、悲しみも、望みのなさも、苛立ちも、不平不満も、疑いも――他に何があるでしょうか――とにかく暗さという暗さを追いやってください。十字架に示されたキリストの光が、かげりないものであることをお示しください。福音の光を求めます。
格差や貧困、それゆえのテロがあります。慌てて国や民族の誇りをかき集めるような心があります。どれも、目に見えていることがすべてだと信じ込む心がつくっている反応かもしれません。相手を思う心や、先だって相手を信じ希望を失わないでいる心が、大きくなりますように。政治的に責任を重く負っている人々を、どうか憐れんでください。
とくに、世界のキリスト者たちを、教会を、教会教派の違いを超えて、祝福してください。ただ一人、教会の頭であり給うキリストが、この主の日ひと日、世界を巡り歩いてください。どこでも平和と愛が高く響きますように。敵意を捨て去ることができますように。
共に集えない仲間たちを覚えてください。とくに、病を負っている者たち、病床にある者たちを覚えてください。
御名によって祈ります。