主の日の祈り

主の日の礼拝にて

5/29礼拝にて

私どもにあなたが目を留めていてくださることが見えてくる朝のひとときを過ごさせてください。それがひとときでありましても、あなたがご存じの通り、私どもに取りましては、かけがえのないひとときであります。目に見えるもの、肌で感じるものがすべてであるかのように信じて込んでしまうのです。その私どもが、目には見えませんけれども大切なものが見えるようにしてください。その救いが私どもに近くあることを、主イエスは目に見える御姿と耳に聞こえる肉声をよって示してくださいました。その主イエスに寄りすがって、あなたを見上げています。私どもの知らない永遠が、甦りの命がここに見えてまいりますように。どれほど確かな救いに囲まれているかが、見えてまいりますように。
私どもの世界にある事々によって、私どもの思いが引っ張られてしまうのではなく、私どもキリスト教会が描いている希望が、世界を引っ張っていくものとなりますように。そのためにも、この主の日、世界の教会を祝福してください。望みのなさにも、死にすらもやり込められることがなかった私どもの希望を、ふたたび明らかにしてください。世界が私どもの救いそのものであり給うあなたに帰するということを、正しく見ていることができるようにしてください。
世界に平和を与えてください。宗教の有無や違いを超えて、それを求める願い、祈りがあるならば、その祈りが強くなりますように。被爆地広島の悲しみをふたたび思い起こすことになった一週間を過ごしました。どうぞ、国や立場を超えて、この悲惨さをこそ心に留めていることができますように。政治的な責任を負っている人々にあなたの祝福と憐れみを注いでください。
このひと日、あなたを賛美する声が、この国で高まりますように。とくに、被災した熊本の地にある教会にあなたが御霊を注いでくださって、あなたへの賛美声を高くしてください。全国にある教会を主が訪ねてくださって、どの教会におきましても、語られる福音が高く響きますように。苦闘している教会も含め、すべての教会が一筋に主を見上げていることが出来ますように。病んでいる伝道者を、どうぞあなたが覚えてください。ふたたび大切な伝道の最前線に戻ることができるようにしてください。家族に平安を備えてください。
この日、共に集い得ない者達を覚えてください。家族への愛の労苦にいそしんでいるならば、どうぞそれを祝福してください。教会を覚えつつ、献げられている小さな祈りに、あなたが御霊の祝福をもって、答えてください。
主の御名によって祈ります。