主の日の祈り

主の日の礼拝にて

5/22礼拝にて

父、子、御霊の神よ。私どもにまで至る切れ目なき救いのゆえに、こうして御前に深い喜びをもって出られることを感謝致します。父よ、罪を抱えた私どもが、心安らかに御前に出る道を、あなたが備えてくださいました。御子が、そのあなた御自身の情熱を、教えてくださいました。あの十字架の姿で父は愛であることをお示しくださることによってであります!そして、今や御霊によって、それが私ども、いえ、この“わたし”自身のためであることを、キリストの霊によって教えられています。与えられている教会が、実に神の御子キリストの体であること、私どもの歩く地平にそのような確かなあなたの証しを頂きながら、恵みに打ち震えることすら許してくださっていることを思いますときに、あなたのなしてくださった救いがどれほど懇ろであるか思います。心から感謝致します。
今日も、私どもが思い起こし祈るよりも先に、あなたが恵みを備えて私どもを待っていてくださいました。どうぞ今、約束の御霊の注ぎを新しくしてくださいまして、あなたの御心を私どもにお教えください。
そうしていただく必要があるのです。逆風にこぎ悩む弟子たちが、主イエスの御姿を見失うような、そうした同じ信仰の弱さを抱えています。どうして信仰がないのか、と暖かな叱責の言葉をふたたび聞き取らせてください。どうぞ、私どもの信仰を新しくしてください。語られるままに、私どものあなたへの信頼を深めることができますように。
この地に平和をお与えください。人間の世界が貧しくとも、平和を求める動きであるならば、それを祝福してください。平和や安全の名のもとにたたかいをつよめるあらゆる動きを封じ、戦いや殺戮の悲しみを、深く悲しむ世界であることができますように。とくに、この週、日本に集まる世界の政治的な責任を負う人々をあなたが祝福してくださいますように。また、戦後70年を越えて、戦争の悲しみを身を以て知る人々が少なくなっているこの国が、それでもどうぞ、戦争の悲しみを忘れることがありませんように。
日本の教会を憐れんでください。圧倒的な少数派です。しかし、「恐れるな!小さな群れよ!神の国をくださることはあなた方の父の御旨だ」と主イエスは励ましてくださいました。その励ましのなかで、自らが少数派であることにこだわることなどなかった初めの教会の熱、あなたが生きていてくださることで十分と信じてやまなかった、あの教会の熱を、私どもも保っていることができるようにしてください。熊本教会を、Y牧師を、そして全国で苦闘しつつ伝道の働きを展開している教会と伝道者達、病と闘っている伝道者たちを特別に憐れんでください。
今日、私どもにもここで聴くべきみ言葉を与えてください。聴き取るべき信仰を備えさせてください。そのために、御霊を与えてください。主の御名によって。