主の日の祈り

主の日の礼拝にて

2/14礼拝にて

光なるあなたの前に、また世の光として私どもにくださった御子イエス・キリストの前に、また、教会に与えられた御霊――光の霊の前に集うことが許されました。そのあなたのご配慮の中で、私どものあらゆる闇に御自身の光が届くようにしてくださいました。受難節を迎えています。世の光そのものであり給う御子イエスは、十字架を取り巻く深い闇の中で、「すべては完了した」と宣言してくださいました。そこでも、光であることをおやめになりませんでした。どうぞ、十字架からやってくるその光が、深く私どもを捕らえますように。もし、世の光の強さを忘れて、ただただ暗い思い、思いわずらい、不安や不満で生きている私どもでしたら、その自分自身の姿に気付かせてくださって、本当にあなたの光に向き直ることができるようにしてください。平和と愛に生きられますように。小さき者たち、弱き者たちの中に、主イエス・キリストを見ていることができますように。
世界を覆う闇は深くなる一方のように見えています。恐れと戦いがそこここに見えています。紛争、テロ、災害、貧困、食糧危機、伝染病や種々の病、たくさんの恐れと悲しみを抱えている世界です。この主の日、そうした世界から目を背けるのではなくて、そうした世界のただ中で、光の言葉を聴き続けることができますように。自らに許されている慰めと癒しの歩みを進めることができますように。また、世界にある主の名のもとにある教会において、キリストの福音がふたたび新しく響き、あなたの子どもたちが平和の歩みを進めることができますように。とりわけ、政治的に重い責任を負っている人々を、あなたが顧みてください。
受験に取り組んでいる若い者たちを、その健康を支え、また道を拓いてください。自分の願い通りであったり、そうでなかったり、いずれにしても、その人生に主の導きが絶えることなく置かれていることに目を開いている一人ひとりでありますように。
健康を損ねている者たち、長く病床で過ごしている者たち、高齢の故に自由に教会に来ることができなくなっている者たち、一人ひとりの上に、主の顧みを注いでください。
主の御名によって祈ります。