主の日の祈り

主の日の礼拝にて

4/5礼拝にて

御子イエスの甦りを祝う、喜ばしい朝を迎えております。決して私どものいのちが闇のなかで終わることがないことを、御子イエスのからだを通してあらわしてくださいました。十字架の死によって死ぬべき私どもの道のりにまで歩みを共にしてくださり、そのようにしてまで私どもを甦りのいのちにあやかることができるようにしてくださいました。心から感謝致します。
 限界を抱えている私どもの肉体です。疲れますし病みます。その限界は隣人への愛を行うことに現れます。こうして思い返しても、至らなかったことをいろいろと思い起こします。しかし、私どもの肉体が、御子の十字架と復活のゆえに、すでにキリストのものとされていることを正しく思い起こさせてください。そのいのちを頂くようになりました。たしかに、限界に満ちた肉体を抱えていますが、このままではないことを御子は身をもってお示しくださいました。御子によって与えられたいのちの種は、やがて私どもをも御子のように甦らせてくださいます。その望みを確かなものとさせてください。
 今聴き取る福音が、すでに私どもの心を喜びにあふれさせますように。また、そのように喜ぶことが肉体の疲れさえ忘れさせ、新しい力に満たされますように。ここですでに甦りの前味を味わうことができますように。
 世界に平和を与えてください。また、この私どもの国をあなたが平和のうちに守ってください。イースターの朝を祝うこの国、そして世界各地の教会が喜びに満たされますように。とくに異なる宗教のなかで信仰を護る教会や信仰の自由が許されず密かに喜びを献げている教会を御子がお訪ねください。
 今朝、病床で過ごさなくてはならない人々もおります。心ならずも今朝ここに共に集えない人々もおります。あなたの顧みを与えてください。主の御名によって祈ります。